العربية简体中文NederlandsEnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañol
アコギの宅録に必要なもの

レコーダー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

レコーダー

レコード(記録・録音)するものがレコーダー(録音機材)です。
私が昔使っていたラジカセもレコーダーです。
今の時代、ラジカセをレコーダーにすることは、さすがにもうありません。

今、最も手軽に音を録音できるものはスマートホン・携帯電話です。そういう意味ではスマートホンもレコーダーですね。

私も良いフレーズが浮かんだときなどは、スマートホンの録音アプリで録ります。マイク等のセッティングは無用で、すぐに録音できるところがいいですね。
後から聞き直す時にとても便利です。
とりあえずの録音には優れていますが、音質は良くありません。

家電量販店でよく売っているのがICレコーダーです。
しかし、ICレコーダーはアコギなどの生楽器の録音には向いていません。
ICレコーダーはデータを圧縮して記録するものが多いです。
つまり音質が良くないということです。
生楽器の録音というより、会議などを記録するために長時間録音できるように設計されています。
音質を捨てて、録音時間を長くするという設計です。

それでは音楽向けのレコーダーを見ていきましょう。

PCMレコーダー(ハンディレコーダー)

楽器の演奏やライブの録音に特化したレコーダーです。

前述のスマートホン同様、ちょっとした録音に最適です。そして、高音質です。
PCMレコーダーで録音した弾き語りなどの作品をYouTubeでよく見かけます。十分に良い音で録れています。

handy

ステレオマイクが搭載されている機種がほとんどでAB方式、XY方式、MS方式がありますので必要なものを選びます。
簡単な設定でYouTubeにアップロードできるものやUstreamなどでストリーミング配信ができるものがあり、とても便利です。

マルチトラックレコーディングできるものもあり、小さく持ち運びも楽なので、練習スタジオなどでも活躍します。
電池で駆動できるため、屋外にも容易に持ち出せます。

MTR(マルチトラックレコーダー)

マルチトラックで録音できるレコーダーです。
多種のエフェクターを搭載したものや、2ミックス(最終形の音源)をCDに書き込める機能を搭載したものもあります。
これさえあれば、十分に音楽制作できます。

r8

音楽スタジオにあるミキサーに似た姿ですね。

ミキサーに録音機能、編集機能、エフェクターなどが搭載されたものと考えて差し支えありません。

ですので、ミキサーを使い慣れた人なら違和感なくMTRも使えます。
ミキサー同様、フェーダーや各ツマミを直感的に操作できるので、操作性に優れています。

リアルタイムで各ツマミをグイグイ回す人もいますね。
そういった理由で、後述するDAWよりもMTRを好む方もいらっしゃいます。

しかし、次に説明するDAWと比べると、どうしてもトラック数や波形編集に限界があります。

ケースバイケースでMTRとDAWを使い分けている人もいますが、現在はDAWでの音楽制作が主流になっています。

DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)

パソコンのソフトウェアを使ってパソコンをレコーダーやMTRにするというものです。

やはり有名なのはAVID社のProToolsでしょうか。

もともとはプロの世界で使われていたシステムですが、最近では安価になり誰もが手にできるようになりました。
protools

多くのDAWはレコーダーとしてのオーディオ録音以外にも、MIDIを使ってパソコンに楽器を演奏させたり、楽譜を作成したり、CDを作成したりと様々なことができます。

そのためDAWを使いこなすには、それなりの知識・技術と、高性能なパソコンやオーディオインターフェースなどの周辺機器が必要となってきます。

DAWについてはDAWの基礎知識で詳しくお話ししますので、ここでは「レコーダーとしてDAWというものがあり、現在の音楽制作の主流だ」という紹介程度にしておきます。

アコギの録音は、どのレコーダーがいいのか?

結論から言えば「どれでもよい」です。
大事なことは「レコーダーを使って何がしたいのか?」ということです。

例えば・・・

  • 弾き語りをメインに一発録音し、YouTubeにアップしたい。
  • 一人でアコギ、歌、タンバリン・・・と数種類の楽器を演奏してマルチレコーディングしたい。
  • ピアノは弾けないのでパソコンに演奏させて、自分のギターとMIXさせたい。
  • 音楽スタジオなどに持ち込んで録音したい。

・・・など、いろいろな人がいると思います。

「何がしたいのか?」によって使うレコーダーを決めるのがいいでしょう。
また、
このサイトを一通り読んでから決めるのもいいと思います。
特に「何をするか」によって、必要なトラック数とチャンネル数が違いますので、購入時に十分検討確認する必要があります。


< 前へ | 次へ >

TOP (もくじ)

Copyright (C) 2013
All Rights Reserved.

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントを残す