では実際にチューニングしてみましょう。
初心者は、まず5フレットチューニングを覚えましょう。
5弦5フレットのハーモニクス音を出します。
あるいは5弦の開放音(どこも押さえないで出す音)を出します。初心者はこちらのほうが分かりやすいかもしれません。
5弦を鳴らしたら、すかさず音叉の先端部分をひざに打ちつけ音を鳴らします。(机の角で叩いちゃダメですよ。きれいに鳴らないし音叉が壊れます)
その音叉をすぐ耳に当てます。(ギターのボディに当ててもよい。噛んでも音がする。)
すると「ポァーン」と音がします。
この音は440HzのAの音です。
5弦5フレットのハーモニクス音をこの音に合わせます。
このときに注意することは5弦の音を低いほうから合わせるということです。高いほうから合わせるとチューニングが狂いやすくなります。
ここまでで、①が終わりました。
続けて②以降を合わせていきます。
① 音叉=5弦5フレットハーモニクス音(または5弦開放)
② 6弦5フレット=5弦開放
③ 5弦5フレット=4弦開放
④ 4弦5フレット=3弦開放
⑤ 3弦4フレット=2弦開放
⑥ 2弦5フレット=1弦開放
チューニングができました。
6弦からEADGBEとなっています。
レギュラーチューニング、スタンダードチューニングといいます。
ここで気になるのが、ホントにチューニングできているかということです。
確かめる方法は2つあります。
・ギター経験者に聞く。
チューニングのコツだけでなく、演奏のコツも教えてくれるので友人に経験者がいるのは「鬼に金棒」です。
毎回では迷惑なので気をつけてください。
・チューナーで確認する。
初心者は、±10セントぐらいならいいでしょう。(半音は100セント、チューナーの使い方は次章で)
慣れるにしたがって正確なチューニングを目指しましょう。
チューナーは便利ですので購入してください。