<左利きの人はどうするか>
天才ギタリストのジミ・ヘンドリックスは右弾き用のギターを左右逆さまに持って演奏していたことで有名です。
右弾き用のギターを左右逆さまに持つと、「1弦が上、6弦が下」になりますが、「6弦が上、1弦が下」になるように弦を張り替えて弾いていました。
ナットもサドルも右弾き用のままで使っていたようです。
かなり特殊な状態です。
初心者がこれのマネをすることはオススメできません。
他に右弾き用のギターを左右逆さまに持って演奏するギタリストではアルバート・キング、日本だと松崎しげるさんが有名です。
彼らは「1弦が上、6弦が下」の状態で弾きます。
これもかなり特殊です。
同じギターでも、別の楽器と考えたほうがいいでしょう。
もちろん教則本もないし、誰かに教えてもらうこともできません。
普段は左利きでギターは右弾きという方はたくさんいらっしゃいます。
最近ですと、木村カエラさんはこのスタイルです。
やはり、左利きの方は左利き用のギターを使うことを薦めます。
左右対称になっていますので、利き手を変えることなくスムーズに練習できると思います。
左利き用のギターは右利き用と比べ、すこし値段が高いです。
<練習時間と場所>
初心者は、毎日2時間の練習を1ヶ月続けるだけで飛躍的に上達します。
上達のための最大のコツは「ギターといつも一緒にいる」です。
毎日2時間も練習できない方もいらっしゃるでしょう。
初心者は5分でも10分でもいいので「毎日」というのがポイントになります。
夜の練習には消音器や弱音器を使うといいでしょう。
食器を洗うときに使う台所用のスポンジやハンカチセロハンテープでも代用できます。
弦を振動させないようにすればOKです。
それでも多少の音は出ますので近所迷惑にならないようにしてください。
窓は閉めましょう。
風呂場で歌を歌うとエコーが効いて気持ちよく歌えます。
ギターも風呂場で弾くと上手くなったように聴こえます。
しかし、風呂場での練習は絶対にしてはいけません。
ギターは湿度に敏感な楽器です。
ギターがダメになってしまいます。