私もそうでしたが、初心者はテクニックを駆使した奏法にあこがれるものです。
やはりカッコイイですもんね。
気持ちは分かります。
ギターには様々なテクニックがありますが、「チューニングは最も基本的なテクニック」だと私は考えています。
その基本的なテクニックのチューニングですが、初心者は苦手です。
やったことがないので当たり前です。
私も最初そうでした。
間違った方向にペグを回して、新品の弦を切ったことが何回もあります。
「チューニングが合ってないよ」と笑われたことも何度もあります。
ギターはこうやって失敗や経験を重ねて上達するものです。
何回もやっているうちに、誰でもできるようになります。
悲観しないでください。
チューニングができない人の特徴は音の高低差が感覚的に分からないということです。
例えば音叉を使ってのチューニングの場合、音叉が出すAという基準音に向かってギターの5弦の開放音を合わせます。
しかし、自分の5弦が基準音に対して高いのか低いのか分からないという人が多いようです。
つまりペグをどっちに回すべきか分からないということです。
初心者は音程感を養う訓練が必要です。
音程感を養う一番簡単な訓練の方法は、音叉を使ったチューニングです。
自分の耳でチューニングをすることになるので、耳が鍛えられ音程感が養われます。
二つの音を比べ、どちらの音がどのくらい高いか低いかを身体で感じる訓練です。
全神経を集中させるのです。研ぎ澄ますと言ったほうがいいかもしれません。
ギターを弾くたびにチューニングします。訓練します。
自然に耳と音程感が養われます。
「音程には自信がない」という人がいますが、ギターの上達には全く問題ありません。
訓練しだいで音程感は養われ、ギターは上達するということです。
音程感は正確なチューニングをすること以外にも、曲を耳コピーするときにも必要な能力です。
誰でもできるようになります。
がんばりましょう。