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コード理論

#10 無視しないで! 分数コード・オンコード

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楽譜を見ていると、D/F# や Am onG というコードを見かけます。

これらは「分数コード」や「オンコード」と言われるもので、どちらも同じ意味です。

普通コードを弾くとき、そのルート音がベース音になります。
ベース音をルート以外に指定したいときに「分数コード」や「オンコード」が使われます。
指定された音がベース音(一番低い音)になるように押さえます。

例えば…
D/F# はコードDでベース音をF#にしなさい ということです。
コードDの構成音はD F# Aです。ルートのDをベース音にするのではなく、M3のF#をベース音にすると言うことです。
コードを弾いたとき一番低い音をF#にします。つまり一番最初に鳴る音がF#です。
押さえ方としてはこうなります。

onChord_dia1

D/F#のダイアグラム

 

同様に、Am onG はコードAmでベース音をGにしなさい ということです。
Am onG と Am/G は全く同じ意味です。

「分数コードが出てきてもあまり気にせず、分子のコードだけ弾くよ」と分数コードを無視してギターを弾く人がいます。
確かに分母のベース音を無視しても、それほど違和感のないときもあります。

ベース音はコードの基準となる音であり、サウンドの土台となる音です。
楽譜に分数コードが書いてあるということは、作曲者や編曲者があえてベース音を指定しているということです。
弾き手としては忠実に再現したい部分です。
分数コードを理解し、使いこなせるようにしたいです。

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