初心者にとって左指の痛みは悩みです。
実は初心者だけではなく何年もギターを弾いている人でさえ硬いゲージに変えたときなどは指先が痛くなります。
数日弾いていると指先の皮が厚くなり痛みがなくなります。
しかし、初心者にとっては痛くて練習できないという人もいらっしゃるので、何とか練習を続けられる方法を2つか紹介します。
2つの工夫
コンパウンド弦を使用する。
コンパウンド弦は芯弦にシルクを使用してそこに巻弦が巻いてあります。
コンパウンド弦の特徴はやわらかいので力を入れずに押さえることが可能です。
また暖かく丸みのある音質が特徴で指弾きに適している弦です。
この弦を使用することで、かなり指の痛みから解放されるはずです。
一音下げカポ2
1音下げてチューニングし、カポを2フレットにつけることでテンションを低くできます。
6弦からDGCFADとチューニングします。
テンションが低いので普通のチューニングより指が痛くありません。
カポを2フレットにつければ普通のチューニングと同じ高さになります。
この方法を実践すれば、指の痛さから解放される
ということで指が痛い人の解決法は次のようになります。
「コンパウンド弦」を張り、「一音下げ、カポ2」で練習。痛くなくなるまでこれで練習します。
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「コンパウンド弦」を張り、「一音下げ、カポなし」で練習。
1音落ちたチューニングですが少しの間この状態で練習します。
カポ2の時と比べネックがとても長くなったような感じがすると思います。
すぐに慣れますのでがんばりましょう。
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「コンパウンド弦」を張り、「半音下げ、カポなし」で練習。
先ほどより少しテンションが強くなります。
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「コンパウンド弦」を張り普通のチューニングEADGBAで練習。
ここまでくれば指の痛さはほとんどないでしょう。
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必要に応じてエクストラライト、ライト…とゲージを太くする。
ゲージが太くなるととテンションが高くなりますが、すぐに慣れます。
私が教えた人の中で、この方法を実践し、「指先の痛みが原因でアコギを諦めた」という人はいません。
「指が痛いからもう弾けない」「弦が硬くて力が入らず、コードが押さえられない」など初心者にとって悩みは多いです。
指が痛いという悩みはすぐ解決できます。
諦めてはダメですよ。