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ギター上達のコツが3分でわかるシリーズ

#8 3分でわかる 初心者が最初に覚えるべき4つのコード進行

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「アコギ初心者が最初にする4つの練習」で覚えたコードを使って、初心者向けの練習に最適なコード進行を考えます。
もう一度、「アコギ初心者が最初にする4つの練習」のステップ2、3を確認してください。

初心者は、がむしゃらにコードを覚えがちですが、滅多に使わないコードを覚えても疲れるばかりです。
まずは基本のコードを使ったコード進行を覚え、それ以外のコードが出てきたらその都度少しずつ覚えるというやり方が効率的です。
コード進行にはお決まりのパターンがありますので、登場するコードもワンパターンで、その数は10個程度です。それを覚えることをお勧めします。

最初にメジャーキーで2つ、マイナーキーで2つのコード進行を覚えましょう。
コード進行がテーマですので右手はストローク、アルペジオ、スリーフィンガーなど自由にやってください。初心者は単純なストロークがいいでしょう。

ということで、音源は4拍子で1拍ごとにダウンストロークし1小節ごとにコードチェンジしています。

また、練習用の音源には簡単なメロディを付けましたので、歌いながらギターの練習をすることを勧めます。
メロディは全て同じにしてありますので、メロディとコードの関係を研究するといいでしょう。
単にコードを押さえるだけの練習をするより、このような実際のメロディとコード進行に沿って練習したほうが効果的で上達も早くなります。

コード進行を覚えるときのコツはキーをC、Am、G、Emのどれかにして覚えます。
そうすることでコード進行のパターンを理解しやすくなるからです。
では、やってみましょう。

※音源は右チャンネルのみにアコギの音を収録しています。バランスを左いっぱいにするかヘッドホンの左だけをモニターするとカラオケとして使用でき、伴奏に合わせて練習することができます。

キーがCのとき

コード進行パターン1

まずはステップ2で紹介したC、F、Gで練習します。

C→F→G→C

コード進行パターン2

次に「アコギ初心者が最初にする4つの練習」ステップ3で紹介したAm、Dm、Emを加えて練習します。
最初の4小節は上記の「コード進行パターン1」とメロディもコード進行もまったく同じです。

C→F→G→C→Am→Em→Dm→G→C

キーがAmのとき

マイナーキーでの進行も練習しましょう。
ここで「アコギ初心者が最初にする4つの練習」ステップ4のE7を加えます。
e7.jpg

コード進行パターン3

これはキーがAmのときのスリーコードになります。
「コード進行パターン1」とコード進行は違いますがメロディは全く同じです。

Am→Dm→E7→Am

コード進行パターン4

さらにC、F、Gを加えて練習しましょう。
最初の4小節は、上記の「コード進行パターン3」とメロディもコード進行もまったく同じです。
また「コード進行パターン2」とコード進行は違いますがメロディは全く同じです。
Am→Dm→E7→Am→F→C→G→E7→Am

同様にキーGとキーEmで練習しよう

キーが変わってもメロディとコード進行は上記の4つと全く同じです。

キーGとキーEmで上記の進行は、それぞれ次のようになります。

コード進行パターン1
下記の「コード進行パターン3」の最初の4小節と全く同じです。
G→C→D→G

コード進行パターン2
下記の「コード進行パターン4」の最初の4小節と全く同じです。
Em→Am→B7→Em

コード進行パターン3
G→C→D→G→Em→Bm→Am→D→G

コード進行パターン4
Em→Am→B7→Em→C→G→D→B7→Em

カポタストを5フレットに付けてこれらを弾くと「キーがCのとき」「キーがAmのとき」と同じになりますので確認してみましょう。

練習のポイント

スムーズなコードチェンジと、覚えたコードをどのように使うのかを理解することが目標です。
そのためになるべく多くの曲をコピーしたほうがいいでしょう。
このサイトではこれまでにやった「もっと練習編」が参考になると思います。

今回使ったコードはダイアトニックコードと呼ばれるものです。
ダイアトニックコードとコード進行については「まるごとアコギの本」に書きましたので、よろしければ参考にしてください。

音源のテンポは100ですが、最初はゆっくりでいいので、メトロノームに合わせてリズムが崩れないようにキープすることが大事です。
今日始めたばかりの人でも数か月も練習すれば弾けるようになっているはずです。

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