メトロノームを必ず使う
メロディ(旋律)、ハーモニー(和声)、リズム(律動)は音楽の三要素と呼ばれるものです。
その中の「リズム」をキープして演奏するために、メトロノームを使った練習はアコギの上達に必須です。
初心者はコードチェンジが上手くできずリズムが崩れてしまいます。
弾けるところは速く、弾けないところは遅くなります
ある程度コードが押さえられるようになったら、メトロノームを使ってリズムをキープしながら練習してください。
リズムに遅れることなく、早まることなく、メトロノームに合わせて演奏できるようにすることが目的です。
また、メトロノームを使った練習はリズムをキープするという目的以外にも、セッションをするときに必要な「他人の音を聴きながら演奏する」という訓練になります。
リズムというものは口や文章で説明するには限界があります。
なぜなら、「リズム」は身体で感じるものだからです。
身体でリズムを感じる訓練としては
メトロノームと一緒に足などでリズムをとりながら、ギターを弾く練習をします。
さらに弾き語りのときは、必ず歌いながらギターの練習をします。
8ビート、16ビート、スウィング、裏ノリ…など様々なリズムがあります。
様々なリズムに対応するには、やはり「リズムのキープ」という基本が大事です。
自分のリズムを確かめる
自分のリズム感を確認する方法は3つあります。
人に聴いてもらう
音楽に詳しい人や楽器が弾ける人がよいのですが、そういった方が自分の周りにいないときは、友人でも家族でも誰でもいいです。
とにかく人に自分の演奏を聴いてもらいましょう。
私の経験からすると、聴いてくれた人は大抵「ダメなところ」をたくさん言ってくれるはずです。
良いところはなかなか言ってもらえません。
演奏が「良いか悪いか」は聞き手が決めるものです。
弾き手が決めるものではありません。
「自分のために言ってくれたんだ」と思って全てを受け入れ素直に認めます。
落ち込んでも仕方がありません。
そしてすぐに練習します。
こういった「素直な気持ち」と「すばやい行動」がアコギの上達を速めます。
録音して自分で確認する
昔ながらのテープレコーダーでもいいですし、ハンディレコーダーでもいいです。
スマホでも録音機能の付いたアプリはたくさんあります。「録音」で検索してみてください。
友人と二人以上で練習をする
この練習法は効果抜群です。
セッションの一番簡単な練習法です。
特に難しいことをするわけではなく、同じギターを二人で一緒に弾きます。
このとき演奏はお互い相手に合わせるよう心がけます。
相手の音を聴きながら自分の音を聴くことになるので、リズム、音の強弱、指の使い方…など全てにおいて有効な練習法です。