ピックアップ
ピックアップを取り付けると周りの雑音や環境に影響されることなく音を増幅することができます。
アコギのピックアップには電気信号への変換原理の違いから、ピエゾ式、マグネット式、アコギ用コンデンサマイクがあります。
さらにピエゾ式はインブリッジタイプとコンタクトタイプがあります。
ピエゾとは振動を電気信号に変える素子のことです。
弦やトップ板の振動を拾って電気信号に変え増幅します。
マグネット式は磁力を利用して弦の振動を電気信号に変えます。
またピックアップは上記の分け方とは別にパッシブ型とアクティブ型に分けられます。
パッシブ型はピックアップで拾った音をそのままアンプなどに送り出します。
出力が弱くハイインピーダンスのためノイズに弱いです。
対してアクティブ型はピックアップで拾った音を、増幅やローインピーダンス化することを目的とした専用の電子回路(プリアンプという)を通って、外部へ送り出します。
また、アクティブ型のピックアップには電源が必要で、大抵は9ボルト型の乾電池を使います。
よく分からないと思いますので、初心者はアクティブ型のピックアップを買ってください。
ピックアップの種類については、次章で詳しく見ていきます。
ピックアップを取り付ける前に確認すること
エンドピンに12mmの穴が開いているかどうかを確認します。
エンドピンは単に差し込んであるだけなので引っ張ると抜けます。
しかし、たまに接着してあるものもあるので、引っ張っても抜けないときはムリをせず専門家に見てもらってください。
引っ張ってエンドピンが抜けたら、開いている穴の直径を計ります。
直径約12mmの穴が開いていたら、そのままピックアップを付けられます。
ギターによって12mmより小さい穴しか開いてないときがあります。
これではジャックが取り付けられません。
そのときは専門家に依頼してジャック用の穴(約12mm)を開けてもらいます。
念のため言っておきますが、絶対に自分で12mmの穴を開けてはいけません。