スリーフィンガーはよく聞く言葉ですが、ツーフィンガーという言葉もあります。
特に難しいことはなく、一般的なスリーフィンガーを親指と人差し指の2本の指で弾いたものがツーフィンガー奏法ということになります。3本の指で弾いた方が効率的ですので、ギター初心者にはスリーフィンガーをいつも勧めています。
ポールサイモンやドックワトソンはツーフィンガーで弾くことで有名です。
本人がツーフィンガーで弾いてる曲をコピーするとき、皆さんはどのようにしているでしょうか?
本人の完全コピーを目指すならツーフィンガーで弾くことになりますし、自分はスリーフィンガーに慣れているので完全コピーよりも弾きやすさを優先するというのであればスリーフィンガーで弾くことになります。
確かに二つを比べたとき若干雰囲気が変わる場合がありますが、音使いはどちらも一緒ですので弾きやすい方で弾けばよいというのが私の考えです。
もっと言えば、同じアルペジオを指で弾くかフラットピックで弾くかなどという話と同じかもしれません。
慣れてしまえばどちらでも弾けますので、それほどの問題ではありません。その曲の雰囲気などを考えて、得意な方で弾けばいいと思います。
完全コピーに囚われすぎて演奏自体を楽しめないのはもったいないです。基本は大事ですがある程度弾けるようになったら、弾きたいように弾いてオリジナル性を出したほうが有意義な時間が過ごせると考えています。