「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
アコギ関連情報、皆様からのメールなどを中心にサイト管理人が日々思っていることを発信しています。
今回のテーマ：●m3とM3 ●メール・コメント紹介 ●ステップアップ練習曲「たなばたさま」
m3とM3
最近、雨が多くて嫌な天気が続いています。
アコギの取り扱いには気を付けていただきたい季節です。
保存するときはケースに入れるようにして、高温多湿を避けるようにするといいでしょう。
前回は音程と度数という内容でした。
1度、3度、5度の和音（ドミソの和音＝Cコード）の話でした。
その流れでDmのコードも少しだけ触れました。
3度の音程には、メジャーサードとマイナーサードという音があり、この違いがメジャーコードとマイナーコードの違いだ、ということでした。
すこし、まとめると
3度の音程には2種類ある
メジャーサード＝M3＝長3度
マイナーサード＝ｍ3＝短3度
単にサード(3rdと書くこともある)というとメジャーサード＝M3＝長3度を指すことがほとんどです。
これらの用語は頻繁に出てくるので、ぜひ覚えてください。
そして、この二つの3度の音程はメジャーコードなのかマイナーコードなのかを決める重要な音になっている、ということです。
初心者には難しいかもしれませんが、まぁそういうものなんだ、と頭に入れておくだけで今後の上達が違うと思います。
では、アコギで確認してみましょう。
※演奏
例えば、
以前からやってきた「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」では10個のコードを覚えますが、そこに登場するDとDmを取り上げると・・・
Dは、ド＝Dとミ＝F＃が3度(長3度)の音程です。
そのF#を半音下げて弾くとド＝Dとミ＝Fが3度(短3度)の音程になり、Dｍコードになります。
つまり、DとDmは1弦の1フレットか2フレットかの違いだけ、ということになります。
次にAとAmで考えます。
「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」ではAmは出てきますがAは出てきません。
どうしましょうか。
Amしか知らなくても3度の音程が理解できていれば、Aコードを弾けます。
3度の音を半音上げればいいのです。
2弦1フレットの音を半音上げて2弦2フレットで弾きます。
これがコードAです。
初心者の方はチンプンカンプンかもしれませんが、まずは、メジャーコードとマイナーコードの差は3度の音が決めているということを頭に入れてください。
今後の演奏に役に立ちます。
「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」の10個のコードを弾けるように練習してください。
練習のコツやコード理論ついて「まるごとアコギの本」にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。
メール・コメント紹介
●かずくんさん：毎度ありがとうございます。なぜ3度ずつ重ねるとコードはキレイに聞こえるのか？という非常に難しい質問をいただきました。難しすぎます。答えられません。宿題です。また、コメントよろしくお願いします。
●renshimarekさん：YouTube「夕焼け小焼け」にコメントいただきました。レンシマレクさんですかね。読み方が分かりません。Super! といただきましたので、海外の方かもしれませんね。やはりYouTubeのようなSNSは世界とつながっていますので可能性を感じます。ブログ、YouTube、その他SNS…何でもいいので、今日からアコギを始めたばかりのみなさんも演奏や練習をアップして公開することを勧めます。意外なところで世界とつながります。上手いとか下手とか関係ありませんよ。よければ私にもお知らせください。
ステップアップ練習曲「たなばたさま」
七夕ということで、ステップアップ練習曲から「たなばたさま」です。
ステップアップ練習曲は、アコギの練習曲を集めたシリーズです。
童謡を中心にギターインストゥルメンタルとしてアレンジしています。
演奏動画とTAB譜を用意してありますので、皆さんのアコギ演奏にお役立てください。
TAB譜と解説はこちらからどうぞ。
練習曲「たなばたさま」 ソロギターで弾いてみよう
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