録音する意味
「何のために録音するのか?」を、ちょっと考えてみましょう。
演奏技術を客観的にみる
アコースティックギター初心者にとって録音する一番の意味は「自分の演奏を第三者として聞ける」ということではないでしょうか。
実際に録音してみると、「こんなに下手だったかな?」と思うことがよくあります。
そう感じることで「もっと上手くなってやろう」とモチベーションが上がり、練習することでさらに演奏がうまくなります。
もちろん自分の演奏の確認のためだけなら、たいそうな録音技術は必要ないかもしれません。
しかし、録音次第で自分の演奏が上手く聞こえるようになるのも事実です。
マイキングの仕方、エフェクターの使い方で聞こえ方が実際に違います。
録音し自分で確認することで、ライブでの音作りにも役立ちます。
自分の演奏を録音することは、ギター演奏の上達につながります。
自分の演奏を思い出にする
自分の演奏を録音しておくと、いい思い出になります。
「はじめに」でも書きましたが、20年前の自分の声と演奏を聞けることは大変素晴らしいことです。
自分の子供のころの写真を見るのと全く同じです。
自分の人生の記録ですもんね。
それには価値がありますから、自分の子供も同様に写真や動画を残します。
誰に聞かせるわけでもありませんが、せっかくですので自分の演奏を録音することをお勧めします。
その録音は一生モノです。オンリーワンです。宝物です。
いつかその録音を聞いて、懐かしいと感じる時が来るはずです。
人に聞いてもらうための音源を作る
一生懸命に練習してギターが弾けるようになったら、やはり誰かに聞いてほしいと思うものです。
今はYouTubeなどで自分の演奏を発表できる場はいくらでもあります。
パソコンで自作CDも作れますし、売ろうと思えば音楽配信で世界中に売れる時代です。
もちろんCDをプレスしてもいいでしょう。
そこまでするかどうかは別として、自分の演奏を録音することで損することはありません。
ぜひ、「良い録音」にチャレンジしてほしいと思います。