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ノイズ対策

電源周りの見直し

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電源周りの見直し

電源は音質やノイズに大きな影響を与えます。
音楽機材をノイズ発生源から遠ざけることと、音楽機材には安定した良質の電源を供給することが大事です。
音楽制作の世界で言われていることを書きますので、できるところから少しずつ見直してください。

ノイズを発生させるものから機材を遠ざける

ノイズ発生源の代表選手は、エアコン、冷蔵庫、電子レンジなどの大きな電力を使う家電製品です。
これらの家電製品が使うコンセントと宅録用機材が使うコンセントを分けることがノイズ対策になります。

本当は分電盤(ブレーカー)から別系統で機材専用の電源を引くと理想的です。(工事とお金が必要)

マンションなどでは、例えば隣のお宅の電力使用状況でもノイズに影響があるかもしれません。
さすがにお隣さんに文句は言えませんね。
皆さんが寝静まった夜に作業するという方法もありますが、それはそれで騒音の問題もあります。

なかなか上手くいきませんね。
とりあえず、何らかの工夫が必要です。

蛍光灯もノイズ発生源です。

宅録ルームでは蛍光灯を使わずに白熱灯に全て変えてください。

安定した電源を供給する

コンセントの極性を合わせます。
手軽にできる対策です。

コンセントにはコールドとホットという極性があります。

これらを合わせることがノイズ対策になります。

安定した電圧を供給するために、電源ディストリビューターを導入することをお勧めします。
電源タップよりも安定して電源を供給でき、ノイズ対策、機材の安定、音質の向上につながります。
安価なものでは1万円ぐらいからあります。

タコ足配線は厳禁です。
電圧が安定しません。
電源タップを使うときは、専用のタップを使ってください。

専用のタップは高品質に作られていますのでノイズ対策になります。

タップはコンセントに近い上流の方が電流の質が良いので、オーディオインターフェースなどの音質にこだわりたい機材は上流のほうにつなぐようにします。

また、一つのタップにデジタル機材とアナログ機材を同時に使うときは、デジタル機材を上流にアナログ機材を下流につなぎます。

デジタル機材とアナログ機材は別のコンセントに接続すると、ノイズが入りにくいです。

アナログとデジタルでタップを分けることも考えてください。

ストンプ型のエフェクター類は電源アダプターから供給するのではなく、新品の電池にした方がノイズ対策には有利です。
レコーディングでは電池でエフェクターを使ってください。

電源ケーブル

電源ケーブルとオーディオケーブルはなるべく離します。

電源ケーブルとオーディオケーブルは平行に近づけてはいけません。
もし混在するときは、十字に交差するようにします。

電源ケーブルで音が良くなるというのはホントです。
高品質のものを使えと言うことではなく(もちろん使ってもよい)、あまり質の悪いものを使うとノイズの原因になるということです。
機材を購入した時に付属するメーカー純正の電源ケーブルがあれば必ずそれを使います。

USBケーブル、FireWireケーブルも同様で、機材を購入した時に付属するメーカー純正の電源ケーブルがあれば必ずそれを使います。


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