コンプレッサー
コンプなんて略していいますけど、一度は聞いたことがありますか?
エフェクターの一種で、音を圧縮する効果があります。
実はこのコンプというエフェクターはエレキ弾きですと使うことが多いと思いますが、アコギ弾きにはあまり聞き覚えがないかもしれませんね。
しかしアコギ用のプリアンプにも搭載されていることがあるので、少しだけ書きます。
音を圧縮するということはどういうことかというと、簡単に言えば「大きい音を小さい音にする」ということです。
大きい音を小さい音にすることで全体の音量が稼げるというメリットがあります。
例えば強く弾く箇所とそうでない個所ではどうしても音量差が生まれてしまい、バンドなどで演奏する場合に他の大きな音量の楽器に音が埋もれてしまうことがあります。
そのとき大きい音を意図的にコンプで小さくして全体の音量を上げることで音の粒がそろい聞きやすくなります。
またハーモニクスやタッピングという奏法がありますが、コンプを適度にかけることで音量の差がなくなり、上手く聞こえることがあります。
なかなか文章で説明するのは難しいのですが、このようにアコギでもコンプを使うことがあります。
リバーブやイコライザーなどのエフェクターは音色が変わるので初心者でもわかりやすいのですが、コンプレッサーはエフェクトがかかっているのか、いないのかが、わかりにくいかもしれません。
仕組みはアコースティックギター録音入門のコンプレッサーにまとめてありますので、興味のある方はご覧になってください。
http://coolife21.com/ac-recording/page/efecter/comp/
本当はこんなのを読むより、自分で体感したほうが早いのですが…。
YouTube 動画
MXRダイナコンプという、エレキでは定番のコンプレッサーです。
何となくわかっていただけるでしょうか。
このようなエフェクターがアコギ用のプリアンプにも搭載されていることがあるんですね。