ASIO とは
オーディオインターフェースを動かすためのサウンドドライバの規格のことです。
アジオと読みます。
オーディオインターフェースとは、パソコンとマイクの接続など、音の入出力をするための機材のことです。
アコギやボーカルはマイクからオーディオインターフェースを通してパソコン内に取り込まれます。
ドライバとはパソコンと機材を接続するためのプログラムのことで、例えばプリンタを買ってパソコンと接続するとき最初にドライバをインストールするのと全く同じで、オーディオインターフェースを購入したときに付属するCDなどから最初にドライバをインストールし、使える環境を作ります。
このドライバにはいくつかの規格がありますが、2018年現在はこのASIO規格が音楽業界の標準となっています。
ASIO規格の特徴として低レイテンシが挙げられます。
レイテンシとは音の入力から出力までの時間のことで、この時間が長いとリアルタイムに演奏や録音ができないため問題となります。
「あー」と声を出してから数秒後にそのモニター音が聞こえるようでは、実用的でないと想像できますよね。ひと昔前の衛星中継みたいな感じで音楽になりません。
レイテンシは数秒どころか50ms=0.05秒もあると違和感を覚えます。
低レイテンシのASIO規格ドライバを使うことで、これら問題を解決することができます。
オーディオインターフェース購入時の注意点
皆さんがオーディオインターフェースを購入するときはASIOに対応しているものを選んでください。
今どきのオーディオインターフェースはほとんど対応しているはずですので大丈夫だと思いますが、購入前に確認するといいでしょう。
また、音声編集ソフトもASIOに対応している必要があります。
オーディオインターフェースを購入すると編集ソフトが付属してくるはずなので、それを使えば問題ありません。
音質にこだわるなら・・・
今はスマホでも手軽に作品を作れますが、音質の点からするとオーディオインターフェースを使った方が有利です。
オーディオインターフェースをお持ちでない方は導入をお勧めします。
YouTubeなどSNSが当たり前になっている時代ですから、皆さんの演奏を世界に発信するといいでしょう。演奏が上手いとか下手とか気にすることなく、一度やってみてください。趣味としてかなり面白いです。
少しずつでも発信をしていると、皆さんの演奏に反応する人が現れアコギ仲間も増えます。
アコギの録音に関しては「まるごとアコギの本」にも書きましたので、よければ参考にしてください。