ギターを弾き始めたころコードを丸覚えしていました。 とりあえず音が出ればよかったし、それで十分楽しかったのです。
しかし少し慣れてくると物足りなさを感じるようになりました。
ある時友人とギターを弾いていると、「そこ、9thの音を入れたほうがいいんじゃない?」などと言われ、あたふたしたことを覚えています。
「9thってナニ?」「コードブックは何処いったっけ?」とやっているうちに、もっと勉強したほうがいいなと思ったものでした。
コード理論は初心者にとって非常に複雑で、理解しずらいものです。
「勉強しようと思って一番やさしい本を買ってきた。それでも専門用語が多すぎて本に書いてあることが理解できない。」という人や、
「何十年もギターを趣味で弾いているのに、アレンジやコードの話になるとチンプンカンプン!」といった人も私の周りに結構いらっしゃいます。
それでも音楽理論の必要性を感じている人は多いはずです。
全ての音楽理論をマスターするにはそれなりの専門書、あるいは学校等で勉強する必要があります。
しかし全ての理論を覚えなくてもカッコイイ音楽はできるものです。
今より少しコード理論を覚えて、カッコイイ音楽を目指しませんか?
現状を打破し、新しい知識を習得することで皆さんの音楽がもっとカッコよく楽しいものになったら大変すばらしいことだと思います。
コード理論を勉強すると…
などです。
本当に楽しさ100倍です。
このサイトでは、初心者のために「コード理論の基本的な部分」だけをわかりやすく説明します。
それ以上のことは他の専門書に委ねます。
コード理論を理解するために基礎的な音楽知識が必要です。
その基礎となる最低限の音楽知識も説明しています。
もうすでに基礎的な知識をお持ちの方は興味のあるところだけお読みください。
「複雑なクラシックの音楽理論」より「趣味のギターの音楽理論」を目指します。
「楽典的な正確さ」より「感覚的な分かりやすさ」を目指します。
五線譜と鍵盤は使わず、TAB譜とフレットボードで説明しました。
それでもやはり五線譜は必要ですから、余裕があれば勉強されることをお勧めします。
各章ごとに重要事項を「まとめ」としてまとめました。
ここに書いてあることが理解できれば、友人との会話や買ってきた専門書で「何のことだかチンプンカンプン」といったことは無くなるでしょう。