「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
アコギ関連情報、皆様からのメールなどを中心にサイト管理人が日々思っていることを発信しています。
今回のテーマ:●カポタストは奥が深い ●メール・コメント紹介
カポタストは奥が深い
7/27に録音しています。
なかなか梅雨が明けませんね。
今週末くらいに明けるかどうかという感じですが、8月に入るかもしれませんね。
あいかわらず、新型コロナもずっと話題になっています。
本来なら東京オリンピックが開幕していたはず、ということです。
私としては暗い話題よりも明るい話題で行きたいと思っています。
さて、前回はセブンスコードの話でした。
色々話しましたが、初心者は「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」に出てくる基本的な10個のコードを弾けるように練習してください。
今回はカポタストについて少し話します。
カポタスト(カポ)はネックにつける道具になります。
アコギ弾きは使う人が多いのですが、エレキ弾きは使う人が少ない、というか使ったことがないという人もいます。
同じギターなのに、と疑問が沸きますが、弾き方・音の使い方が違うというのが一番と違いだと思います。
このシリーズでは弾き語りをテーマに、コードで伴奏を弾こうと話を進めていますので、カポタストをつかった方がいいという結論になります。
カポタストをつかう目的はいくつかありますが、そのうちの一つが移調です。
カポタストを使うと移調が簡単にできます。
カラオケでキーが高いとか低いとか言いますが、カポタストを使うと低いキーを高いキーに変更することができます。
カポ0でC→F→G→Cとコードを弾くところを
カポタストを1フレットに付けて同様にC→F→G→Cと弾けば、
半音高い音で、C#→F#→G#→C#と弾いていることになり、
2フレットに付ければC→F→G→Cという左手の動きでも
実際は1音高いD→G→A→Dと弾いていることになります。
カポの取り付けるフレットをボディ側に移動させると、キーはドンドン高くなります。
どこまでボディ側に行けるかといえば、例えば8フレットに付けると、かなり弾きにくいです。
このあたりが限界ですね。
よくあるのは5フレットくらいまででしょうか。
5フレットでC→F→G→Cと弾くと、実際はF→Bb→C→Fと弾いていることになります。
もう1音高くすると、つまりカポを7フレットに付けるとGのキーになりG→C→D→Gと弾いていることになりますが、先ほどのとおり、弾きにくくなってきますので、カポを外してGのフォームで、G→C→D→Gと弾きます。
アコギにはいろんな弾き方がありますので、あくまでも初心者が弾き語りをするときの話ですよ。
まだ、話は先があります。
カポなし(カポ0)でG→C→D→Gから、カポを2フレットに付けて同じようにG→C→D→Gと弾けば、A→D→E→Aと弾いていることになり、カポ5でG→C→D→Gと弾けばC→F→G→Cと弾いていることになり、Cのキーに戻ってきます。
ここまできたら、またカポを外してC→F→G→Cと弾けばよいということが理解できます。
先週に引き続き、「何を言っているのか分からない状態」になっていそうですが、話を進めます。
Cのフォームで弾く形を覚えれば、カポを使うことでGのキーまでカバーでき、Gのフォームで弾く形を覚えれば同様にGのキーまでカバーできる。
つまり、CとGのフォームで弾く形を覚えれば、12の全てのキー(調)を弾くことができます!
CとGのフォームで弾くためのコードは限られていて、どんなコードがあるかというと、実は「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」の10個のコードです。
これだけで大丈夫なのです!
この10個のコードとカポを使えば、すべてのキーでダイアトニックコードを弾くことができます。
たぶん、初心者には理解しづらいところですので、また詳しくやりたいと思います。
練習のコツやコード理論ついて「まるごとアコギの本」にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。
メール・コメント紹介
●金の尾藤さん:前回の藤井聡太棋士の話ですね。まぁ、極めるということはそんな簡単ではないということでしょう。アコギも同じですね。私たちはプロを目指すわけではありませんが、趣味でアコギを弾けるようになるにもそれなりの努力が必要です。練習あるのみですね。
●かずくんさん
そうですね。確かに笑ってしまっています。話術も練習ですね。フリーで話をするのは難しいです。私もアコギだけでなく、皆さんにわかりやすく伝えられるように勉強したいと思います。
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