「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
アコギ関連情報、皆様からのメールなどを中心にサイト管理人が日々思っていることを発信しています。
今回のテーマ:●カポタストは奥が深い その2
カポタストは奥が深い その2
梅雨がどんどん明けてきまして、気温も高くなりまして、夏らしい天気になってきました。
アコギの取り扱いですが、屋外ですと直射日光、室内ですとエアコンの風に注意してください。
そのようなところに長時間放置すると木がダメージを受けます。
前回のテーマはカポタストでした。
カポの簡単な説明と使い方を話しました。
分かりにくかったのでポイントだけもう一度説明します。
前回のポイントは2つでした。
1.移調のときに使います。
2.初心者にとって難しくないオープンコードが主のCとGのダイアトニックコードをマスターし、カポを使った移調のテクニックを駆使すると、それらのコードだけで12のすべてのキーのダイアトニックコードを弾くことができる。
つまり、指使いは全く同じで、すべてのキーで伴奏が弾けるようになる、弾き語りができる、ということでした。
また、まとめ直したいと思っています。
さて、今回は3つ目のポイントです。
アコギ2台のアンサンブルで音色に違いを付けたいときに使う、です。
片方のアコギにカポタストを使って別のポジションで弾くと効果的です。
同じパートを2台で弾いてもいいのですが、やはり違いを付けたくなりますからね。
例えば、Cというコードはカポを付けずに普通に弾くCコードと、カポを5フレットに付けてGのフォームで弾くCコードがあります。
どちらもCコードですが響きが違うので、2台でそれぞれのコードを同時に弾けば、音に厚みが出ます。
アコギ初心者で、まだ弾けない方でも、似たようなことはカラオケで経験していると思います。
二人で同じパートを同時に歌うよりも、ハモりたい、掛け合いながら歌いたい…などです。
アコギの演奏も全く同じで、その方が楽しいし、盛り上がるし、同じ曲でも演奏するたびに違いを感じます。
他に2台のアコギで差をつける場合どのような方法があるか・・・
伴奏とメロディ(左手の動きで差をつける)
ストロークとアルペジオ(右手の動きで差をつける)
レギュラーチューニングとオープンチューニング(チューニングで差をつける)
などが考えられます。
カポを利用すると、押さえ方が簡単な基本コードを弾くだけで同様の効果が得られますので、初心者にお勧めの方法です。
カポの使い方を研究してみて下さい。
カポタストの使い方について「まるごとアコギの本」にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。
メール・コメント紹介
私の知り合いから質問がありました。
前回の「アコギな雑談」でA#と言ったあとでBbと言い直した理由についてです。
キーがFのときⅣのコードを、最初A#と言い、その後Bbに言い直しました。
初心者にとってA#もBbも同じで違いが分かりにくいですね。
趣味でギターしか弾かない(弾けない)私も、どちらでもいいと思っています。
Fのキーはヘ長調ですが、五線譜の調号をみると「シ」のところにひとつ♭が付いています。
なので、この音はA#ではなくBbということになります。
音楽理論を勉強すると、より理解できます。
ステップアップ練習曲/故郷
ステップアップ練習曲から「故郷」です。
この「故郷」は今回のテーマに沿って2台のアコギで弾くアレンジになっています。
ひとつは伴奏、もうひとつはメロディになっています。
初心者の方でもそれほど難しくないと思いますので、一度挑戦してみてください。
TAB譜と解説はこちらからどうぞ。
練習曲「故郷/ふるさと(唱歌)」 ツインギターで弾いてみよう
ステップアップ練習曲は、アコギの練習曲を集めたシリーズです。
童謡を中心にギターインストゥルメンタルとしてアレンジしています。
演奏動画とTAB譜を用意してありますので、皆さんのアコギ演奏にお役立てください。
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よろしくお願いします。
初心者ですが音楽理論の勉強で手っ取り早い方法ってありますか?