「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
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今回のテーマ:●次に覚えるコード
次に覚えるコード
今日は9/22、秋分の日です。
随分、過ごしやすくなりました。
今年の夏は短かったですね。
みなさんも健康管理に気を付けていただきたいと思います。
前回に引き続き「4月からアコギをはじめる人へ」の内容です。
前回は、さまざまな曲に登場するカノン進行を理解して、「童謡/もみじ」を使って練習しましょう、ということでした。
今回は、基本のコードの「次に覚えるコード」というテーマで話します。
具体的には四和音のダイアトニックコードについてです。
加えてセカンダリドミナントの話もしたいと思います。
さて、初心者が最初に覚えるべき基本的なコードは10個あり、「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」のとおりです。
その10個のうち8個が三和音、2個が四和音になります。
四和音のダイアトニックコードも三和音と同様に7個あります。
これらのコードは「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」に出てきません。
具体的には
CM7、Dm7、Em7、FM7、G7、Am7、Bm7(b5)です。
PDFファイル:キーC のダイアトニックコード(四和⾳)・セカンダリドミナントのダイアグラム
Ⅶm7(b5)のBm7(b5)は、今回は扱いません。
Bm7(b5)は以前やったDmで代用できます。
※演奏
響きを確認しましょう。
これを使って「童謡/もみじ」を弾いてみましょう。
今までの響きとは違いますね。
PDFファイル:もみじダイアトニックコードで弾こう(四和⾳)
さぁ、ドンドン行きます。
伴奏はダイアトニックコードで弾くのが基本ですが、ダイアトニックコードの代わりに、ダイアトニックコード以外のコードを使用して伴奏を弾くことがあります。
ダイアトニックコード以外のコードをノンダイアトニックコードといいます。
つまり、条件次第でダイアトニックコードの代わりに、ノンダイアトニックコードで置き換えて伴奏を弾くことができる、ということです。
ダイアトニックコードの代わりに弾くノンダイアトニックコードことを「借用和音」といいます。
他から借りてきて用いるわけです。
よく出てくる借用和音はセカンダリードミナントと呼ばれるもので、どこから借りてくるかというと、ダイアトニックコードを主和音=ⅠとしたときのⅤ7のコードです。
借りてきたⅤ7のコードをダイアトニックコードの直前に追加します。
初心者にはわかりにくいですね。
少し詳しく見ていきましょう
キーがCのとき
ダイアトニックコードは
三和音:C、Dm、Em、F、G、Am
四和音:CM7、Dm7、Em7、FM7、G7、Am7
ですので、セカンダリードミナントをこれらの直前に追加すると
三和音: A7→Dm、B7→Em、C7→F、D7→G、E7→Am
四和音: A7→Dm7、B7→Em7、C7→FM7、D7→G7、E7→Am7
というコード進行になります。
※演奏
確認してみましょう
PDFファイル:セカンダリドミナント意識して弾く
これを「童謡/もみじ」に使ってみましょう。
Amの直前にE7を追加します。
Dmの直前にA7を追加します。
※演奏
こんな感じで使います。
今までの練習してきたコード譜と何が違うのかを研究してみてください。
初心者は一度で理解できなと思いますので、今日はイメージだけでも構いません。
イメージだけでも掴んでおくと、他サイトや書籍などで勉強するときに、より理解できますよ。
次回はもっと詳しく説明したいと思います。
コード理論ついて「まるごとアコギの本」にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。
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かずくんさん:いつもありがとうございます。前回のアコギな雑談にコメントをいただきました。半沢はんのマネちょっと苦しいね…ということですが、そんな真似をしたつもりはないんですけど…。おはずかしい。
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最近、楽器店に行きましたか?僕は通販ばかりです。