「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
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今回のテーマ:●Ⅱ-Ⅴ-Ⅰを意識して弾く
Ⅱ-Ⅴ-Ⅰを意識して弾く
エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなりました。
私の世代はバンドブームがあって、エレキをもってハードロックをやっている人たちが多数いました。
ホントにみんなエディ・ヴァン・ヘイレンが好きでしたね。
私はずっとアコギを弾いていましたので、エディのライトハンドを駆使した奏法を夢中でやった覚えはありませんが、そんな私でも忘年会なんかではヴァン・ヘイレンの曲を何曲か演奏したことがあります。
それほど大きな影響を世に与えたギタリストでした。
ご冥福をお祈りいたします。
さて、前回は五度圏の話でした。
今回はその続きです。
セカンダリドミナントを探すために五度圏を使いました。
今回はⅡ-Ⅴ-Ⅰというコード進行を弾きたいと思います。
セカンダリドミナントの、さらに5度上のコードをその直前に置きます。
ダイアトニックコードを仮にⅠとしたときのⅤ7がセカンダリドミナントですので、さらに5度上のコードはⅡm7になります。
このⅡ-Ⅴ-Ⅰというコード進行もよく出てくるので、初心者のうちから練習したほうがいいだろうということで、今回取り上げます。
難しいことはなるべく避けて、端的に言うとⅡ-Ⅴ-Ⅰのコード進行は五度圏ですぐに見つけることができます。
五度圏の左回りに進めばいいのです。
今回も「童謡/もみじ」を使います。コード譜を用意しました。
「Ⅱ-Ⅴ-Ⅰを意識して弾く」をダウンロードしてください。
前回のコード譜はこちら。
セカンダリドミナントを意識して弾く
それでは弾いてみましょう。
※演奏
1拍ずつ弾きます。
前回のセカンダリドミナントを意識して弾くは
C-C-G-E7-Am-Am-Em-Em-F…
でした。
つまり、Am(Ⅰm)の前のコードE7(Ⅴ7)がセカンダリドミナントでした。
E7(Ⅴ7)の5度上のコードであるBm7(b5)をE7の直前に入れます。
元々あったGコードの代わりに入れることになります。
また、FのセカンダリドミナントのC7、さらに5度上のGm7を、元々あったEmコードの代わりに入れてみます。
C-C- Bm7(b5)-E7-Am-Am-Gm-C7-F…
となります。
文章で書くとややこしいですが、五度圏で確認すると理解しやすいです。
左回りにB-E-A、G-C-Fとなっていますね。
そして、今回はあえて四和音で弾きました。
なので、
CM7-CM7- Bm7(b5)-Em7-Am7-Am7-Gm7-C7-FM7…
となります。
このコード進行がカッコいいかどうかは別にして、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰの進行はよく出てきます。
「童謡/もみじ」でも、このコード進行が使えますので、初心者の練習のためのコード譜と思って使ってください。
とりあえず、1回覚えると応用が利くようになります。
皆さんの弾きたい曲で練習していると、この「童謡/もみじ」と似たようなコード進行に出会うはずです。
そのときに「もみじと同じだな」と感覚的にわかると思います。
このような経験が耳コピや作曲につながります。
そのほうが楽しいので、ぜひ自分のものにしてください。
コード理論ついて「まるごとアコギの本」にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。
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かずくんさん:ありがとうございます。五度圏使ったことがない…ということです。実は私もほとんど使いません。五度圏は確かに便利ですが、ギターの指板で覚えたほうがイメージしやすいので、その方法を勧めています。
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