ヘッドホン
ヘッドホンには開放型(オープンエア型)と密閉型があります。
レコーディング時のモニターには密閉型のヘッドホンを使ってください。
また、音色の確認には周波数特性のフラットなものを選んでください。
開放型(オープンエア型)
開放型(オープンエア型)のヘッドホンは外に音が漏れる構造になっています。
メリットとしては長時間ヘッドホンで聞いていても耳が疲れないということです。
リスニング向きのヘッドホンです。
デメリットとしては、音が外に漏れますので大音量にすると周りの人に迷惑がかかるということです。
電車の中で他人のヘッドホンから「チャカ、チャカ、チャカ~」と耳障りな音が聞こえてくることがあります。
音楽は他人に迷惑をかけることなく楽しみたいものです。
密閉型
密閉型のヘッドホンは、音が外に漏れない構造になっています。
レコーディング時のモニターヘッドホンとして最適です。
レコーディング時にアコギ音以外の余計なノイズが入ってしまっては困ります。
アコギを録音してみたら、マイクがヘッドホンから漏れた音を拾ってしまい、「ノイズになっている!最初からやり直し!」・・・なんてことになってしまうのは悲しすぎます。
そういう理由で、レコーディング時に使用するヘッドホンは密閉型を使ってください。
密閉型のデメリットとしては、長時間聞いていると耳が疲れるということです。
長時間のリスニングには向いていません。
周波数特性のフラットなものを選ぶ
あまりにも安価なヘッドホンは避けるべきです。
安価なものは周波数特性がフラットではないヘッドホンがほとんどです。
低音域や高音域が極端に出すぎていたり、全く出ていなかったりします。
このような特性のヘッドホンでアコギの音を決めてしまいレコーディングしても「良い音」になる訳がありません。
たかがヘッドホンという方もいらっしゃいますが、「良い音」「良い録音」のためにモニター環境の構築は必須です。
多少高価でも周波数特性のフラットなヘッドホンを選ぶべきです。