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Q&A ・ 練習のヒント

アコギ弾きが、はじめてエレキを弾くときに感じる違いとは?

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Q&A

Q.アコギを弾きはじめて3年ほどです。弾き語りなどはできるようになり、楽しんでいます。今度バンドを組むことになり、「お前ギター弾けるからエレキやって」と言われました。演奏するうえでアコギとエレキの違いや注意点はありますか?

A.あります。
ジャンルやエレキギターの種類にもよりますが、同じギターでも違う点は多々あります。私はエレアコこそ弾きますが、エレキギターはほとんど弾きません。それでも多少の経験がありますので書きたいと思います。

感じる違い

トレモロシステム

トレモロシステムがついている場合、たとえトレモロアームを使わない演奏をしたとしても、初めは違和感があると思います。
例えばチューニングを合わせるのにアコギより苦労するでしょう。当然ブリッジに手を載せるだけでワァンワァンとビブラートがかかります。
トレモロシステムの種類も様々でフロイドローズという画期的なものの場合、弦交換の方法もわからないと思います。詳細は割愛しますがアコギの知識だけではチューニングも弦交換もできないでしょう。
まぁ、「慣れ」や「勉強」ですぐに対応できますので、それほど問題になるわけではありませんが、まだエレキギターの購入前ならその辺りを検討されるといいと思います。

弾き方・テクニック

ハイゲインで歪ませて弾く場合、余分な音のミュートに苦労するでしょう。
右手と左手を駆使してミュートしますが、アコギにはない指使いが必要になります。
ハイゲインで歪ませるということは極度なコンプレッションをしていることと同等ですので、隣の弦に少し触れただけで音を拾いますし、いつまでも鳴りやみません。
これはデメリットではありません。ハイゲイン特有の音色を得られますし、速いフレーズ(いわゆる速弾き)もアコギより断然弾きやすいです。またハーモニクス音もアコギでは考えられないほど鳴り続けます。
このようなエレキ特有の奏法に慣れるまでに、私の場合何年もかかりました。

エフェクター・アンプ

アコギに使うエフェクターはリバーブなどと限られていますが、エレキの場合ジャンルによっては特殊なエフェクターを使うこともあります。
アンプも同様で、そのアンプの特徴を活かしたものを選ぶことが多いでしょう。

また、曲中にクリーントーンとディストーションを切り替える場合など、スイッチやペダルを操作する練習も必要です。これもアコギにはない練習ですね。
まぁ、少しずつ勉強です。

まとめ

私の知り合いにクラシックギター専門の方がいます。とても上手です。彼にガットギターでクラシックを弾かせたら、私は足元にも及びません。
しかし彼にスチール弦のフォークギターを持たせると急にポンコツに成り下がります。フラットピックを曲中に何回も落とします。不思議ですね。
ガットギターとフォークギターでは同じギターでもそれほど違いがあります。

今回はアコギとエレキの違いということで書きました。
上記以外にも違いはありますが、ある程度のことは「慣れ」と「勉強」で解決できます。
何事も経験です。
その経験は音楽の幅を広げます。
ぜひ、チャレンジしてください。

最後に、アコギ弾きがエレキを練習するときアンプかアンプシュミレータを使って練習してください。「慣れ」が速くなります。

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