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Q&A ・ 練習のヒント

スケールを覚えれば簡単に作曲できますか?

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Q&A

Q.アコギ初心者です。作曲に挑戦したいと思っています。
切ないインスト曲を作ってみたいと思っています。
「スケールを覚えて適当に弾けば、それっぽくなる」ということを聞きました。
どんなスケールを勉強すればいいですか?

A.質問が難しくて、ひとことでは言えません。あえて言うならナチュラルマイナースケールやマイナーペンタトニックスケールでしょうか。これらは「暗い」「悲しい」「切ない」などの印象を持つスケールです。

作曲のポイント

世界中の音楽には様々なスケールが使われています。
その種類や数の詳細は割愛しますが、それぞれのスケールには固有の特徴があります。
例えば沖縄音階の知識を持っていれば、質問者のおっしゃる通り「適当に弾けば、それっぽく」なります。
たぶん、どこかでこのような話を聞いたのでしょう。

このように「スケールを覚えれば簡単に作曲できる」と思っている初心者が多いようです。
作曲にあたりスケールを知らないよりは知っていた方がいいですが、作曲のポイントはそこではありません。
スケールを知っているかどうかではなく、音を思い通りに操れるかどうかです。
音を思い通りに操れるのであれば、スケールを知らなくてもギターを弾けなくても、鼻歌で作曲ができます。

音を操る練習つまり作曲の練習としては、知識としてスケールや音楽理論を覚えることもいいのですが、やはり初心者は楽しみながらいろんな曲をたくさんコピーして、まずはギターをガンガン弾くというのがいいと思います。

●スケールの種類や特徴についてはこちらが参考になります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%9A%8E

スケール(音楽理論)を勉強するときのポイント

スケールを日本語でいうと音階です。
スケール=音階とは「音がどのような間隔で並んでいるか」を表したものです。

初心者の方でも音階と言えばドレミファソラシドを思い浮かべると思います。
そのとおり、ドレミファソラシドはメジャースケール(長音階)という最も有名なスケールです。
また、先ほどのドレミファソラシドの順番をラシドレミファソラと変えればナチュラルマイナースケール(自然短音階)になります。

これらの2つは順番が違うだけで、使っている音は同じということです。
メジャースケールは明るい印象、マイナースケールは暗い印象を持っていますが、それぞれのスケールは同じ音を使っているのに、なぜ印象の違いが起きるのでしょうか。
初心者でスケールをこれから勉強しようとしている方は、その辺りのことを理解すること、その辺りのことを意識してギターを弾くことがポイントになります。

まとめ

Answerにナチュラルマイナースケールやマイナーペンタトニックスケールと書きましたが、その知識だけで質問者のイメージする切ないインスト曲を楽器初心者が作れるかどうか甚だ懐疑的です。
スケールを適当に弾いて「それっぽく」なるのは楽器経験者だけです。
初心者がスケールを丸覚えして適当に弾いても余程の天才じゃない限り「それっぽく」ならないでしょう。
音楽は奥が深いのです。だから楽しいのです!!

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