ロシア民謡「一週間」
ロシア民謡の「一週間」を使った練習の6回目です。
いよいよ、大詰めになりました。
今回テーマはキーEmのスリーフィンガーです。
前回と同様、BPM100で練習しましょう。
登場するコードはEmとB7です。
これまでにAmのキーでストローク、アルペジオ、スリーフィンガー、そしてEmのキーでストロークとアルペジオを練習しました。
初心者は、マイナー調の場合AmとEmのキーで、いろんな曲をコピーすることを勧めています。
コード進行にはパターンがあり、AmとEmのキーはそのパターンを理解しやすいからです。
EmとB7のダイアグラムは次のようになります。まず、このフォームを覚えましょう。
Em、B7のコードチェンジのコツ
今回はEmからB7ということで、どちらもバレーコードでないのでそれほど難しくはありません。
コツは5弦2フレットの中指を指板から離さずにコードチェンジをすることです。
動画を参考にして、指番号を守って地道に練習してください。
指板を見ずに、左手の感覚だけでコードチェンジができるようにすることを目標にするといいでしょう。
今回の練習には関係がありませんが、EmからBmへのコードチェンジのコツは、以前に「EmからBmにスムーズにコードチェンジができません。コツはありますか?」で詳しく説明しました。
定番のスリーフィンガーで弾いてみよう
※音源は右チャンネルのみにアコギの音を収録しています。バランスを左いっぱいにするかヘッドホンの左だけをモニターするとカラオケとして使用でき、伴奏に合わせて練習することができます。
アコギ演奏の基本はストローク奏法です。これは左手でコードを押さえ、右手(右腕)を上下に動かして弦を弾きます。
そして、前回のアルペジオは、コードを分散させて弾きました。
今回のスリーフィンガーもコードを分散させて、親指、人差し指、中指の3本で弾きます。
親指→中指(人差し指)→親指→人差し指(中指)…のように、親指とその他の指を交互に弾くという特徴があります。
親指でベース音を、人差し指と中指でコードやメロディを弾きます。
理屈よりも、アルペジオと同様にパターンとして覚えた方がいいので、さっそく練習してみましょう。
スリーフィンガー・パターン3 で練習
練習編「大きな古時計」でマスターしたスリーフィンガーのパターン3で、今回も練習しましょう。
「大きな古時計」ではC、F、Gの練習でした。今回はEm、B7です。
右手の動きはどのコードでも同じパターンです。ただし、ベース音はコードによって違いますので、コードを覚えるときベース音の位置を意識してください。
ギターのいい所は左手のコードを変えるだけで、伴奏が付けられることです。
基本の弾き方をマスターすると、他の曲でも応用が利くようになりますよ。
楽譜のダウンロード:一週間 Em スリーフィンガー・パターン3
さらにベースをオルタネイトさせてみよう
オルタネイトとは、交互にという意味があります。
Emは6弦→5弦、B7は5弦→6弦と交互にベース音を弾きます。
また、B7の6弦2フレットは中指で押さえます。
楽譜のダウンロード:一週間 Em スリーフィンガー パターン3 オルタネイト
関連記事
●基本的なコードと指番号については#28 少しの音楽理論がアコギ上達のカギ① 「TAB譜とコードダイアグラム」で詳しく説明しています。
●「大きな古時計」C、F、Gのスリーフィンガーついてはこちらで詳しく説明しています。
#59 スリーフィンガー パターン1
#60 スリーフィンガー パターン2
#61 スリーフィンガー パターン3
#62 スリーフィンガー 練習1
#63 スリーフィンガー 練習2
#64 スリーフィンガー 練習3
●ロシア民謡「一週間」key:Am スリーフィンガーで弾こう
●練習曲「ロシア民謡 / 一週間」 ソロギターで弾いてみよう
●EmからBmにスムーズにコードチェンジができません。コツはありますか?