アコギな雑談 第53回 弾き語りの基本はストローク 2020/4/21

「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
アコギ関連情報、皆様からのメールなどを中心にサイト管理人が日々思っていることを５分くらいの時間で、不定期でお届けします。
どうぞお付き合いください。

今回のテーマ：●弾き語りの基本はストローク

弾き語りの基本はストローク

前回は「はじめての弾き語り」というテーマで話しました。
弾き語りを目指すうえで、コード(和音)の話をしました。
３度や５度など、ちょっと難しい用語も出てきましたが、今は理解できなくても、そのうちできるので安心してください。
C、G、Fというコードを使って、「童謡/もみじ」をスリーコードで弾きました。

前回はコードを押さえる左手の話がメインでしたが、今回は右手です。
今回も細かいことはやりません。
「右手はこんな感じですよ～」という話ですので、大まかなイメージをつかんでください。

右手の動きはコードストロークといいます。
単にストロークということが多く、初心者が最初に覚える右手の動きになります。
こちらの記事と動画を参考にしてください。
３分でわかる 初心者が最初に覚えるべき２つのストロークパターン

フラットピックを持って、ガチャガチャと上下に腕を振って弦をかき鳴らすイメージです。
つまり、左手は前回やったコードを押さえて、右手はストロークで弾く・・・というのが、初心者が最初に覚える練習です。

今回も「童謡/もみじ」を弾いてみましょう。
コード譜はこちらから。「スリーコードで弾こう」というヤツです。
コードはまだ押さえられないと思いますので、前回の通り、ベース音の単音で弾いてみましょう。
具体的には…コード譜にCとあればド、G＝ソ、F=ファを弾きます。

※演奏
1拍ずつダウンストローク
8分刻みでオルタネイトのストローク
16分刻みでストローク

鳴っている音は、Cのときはドだけ、Gのときはソの音だけです。
つまり、その音以外の音は弾いていません。
その他の音が鳴らないように、左手でミュート(消音)をしています。
ミュートも、のちほど話します。
初心者は、「コードをきれいに鳴らすのは難しい」「正確に音を出すのは難しい」と考えがちですが、「余計な音は弾かない、音を出さない」というのも難しいのです。

音源のようにリズムを意識して弾くと、鳴っている音は少なくても音楽的に聞こえるので、右手の動きは重要になります。
とりあえず今回は「右手も大事なんだな」と理解してください。

このように、左手はコードを押さえる、右手はストロークでガチャガチャやって音楽的な表現をする、というのが基本になります。
これをひたすら練習するだけですね。

次回からは、さらに詳しく説明していきます。

練習のコツついて 「まるごとアコギの本」 にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。

ステップアップ練習曲 は、アコギの練習曲を集めたシリーズです。
童謡を中心にギターインストゥルメンタルとしてアレンジしています。
演奏動画とTAB譜を用意してありますので、皆さんのアコギ演奏にお役立てください。

TAB譜と解説はこちらからどうぞ。
練習曲「もみじ / 童謡」 ソロギターで弾いてみよう

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前回の記事にコメントいただきました
●モノモノさん：世の中、ホントに大変なことになっていますね。緊急事態宣言ということで、家にいる人も多いと思います。だからというわけではありませんが、モノモノさんのように時間のある方はアコギの練習をするのもいいかもしれません。ただし、趣味ですからね…どうしても優先順位は低いでしょうね。まぁ、余裕があれば練習もしていただきたいですね。
●初心者あー さん：なかなか核心をついたナイスな質問をいただきました。コードを弾けるようになると伴奏が弾ける、という話をしました。なぜかと敢えて聞かれると、すぐに答えられませんね。私としては当たり前すぎて考えたこともなかったです。和声、和声学、音楽理論…そのあたりを調べるとわかりそうですが。そういったサイトもあると思います。ちょっと宿題ですね。すみません。

YouTube「夕焼け小焼け」のコメント欄
●ジャギィノスさん：前回も紹介させていただきましたが、YouTube「夕焼け小焼け」のコメント欄に「コードなんですか？」と質問がありました。ということで、練習曲「夕焼け小焼け / 童謡」 ソロギターで弾いてみようにコード付きの譜(pdf)をアップしました。ダウンロードもできますので、確認してください。

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