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アコギな雑談

アコギな雑談 第55回 アコギの練習量について 2020/5/5

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「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
アコギ関連情報、皆様からのメールなどを中心にサイト管理人が日々思っていることを5分くらいの時間で、不定期でお届けします。
どうぞお付き合いください。

今回のテーマ:●アコギの練習量について ●ステップアップ練習曲「こいのぼり」

アコギの練習量について

今日は5月5日、こどもの日です。
世の中ゴールデンウィークですが、今年はそれどころではありませんね。
緊急事態宣言ということで、どうやら今月末まで延長されるようです。
仕方がないので、何とか乗り切りたい、乗り切っていただきたいと思っています。

さて、前回は「とりあえずは練習だ!」というテーマで、アコギ初心者が上達するためには練習しかないよ、という話でした。
もちろん、アコギ上達のコツはあります。
今後、この「アコギな雑談」でも話していくつもりです。

が、しかし・・・
このサイトでなくても、他のサイトがあったり、楽器店で教則本がたくさん売られていたり、プロのギタリストが教えるYouTube動画があったり・・・キリがありませんが、そういったものを見ていただいた方が早いかもしれません。

そんなことよりも、結局、アコギ初心者にとって上達に必要なものは「練習量」です。
前回も書きましたが、まずは体で覚える、ということです。
例えばCというコードであれば、瞬時にフレットの正しい位置に指が置かれるように、訓練するということです。
慣れてくればフレットを見なくても感覚だけで正しくコードを押さえられます。
こうなるまで練習するというのが、答えになります。
具体的にやることは、前回の通り、「ギター・アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」です。

自動車の運転であれば、必要なときに瞬時にブレーキペダルの上に足がくる、ということです。
わざわざハンドルの下をのぞき込んでブレーキペダルの位置を見る人はいませんよね。

少し話は変わりますが、YouTubeで、とある動画を見ていました。
ネイティブのレベルで英語を話すための動画でした。
やはり、

  • 一朝一夕で英語は話せるようにならない
  • 毎日の勉強が大切だ
  • 英語での生活環境を整えよう
  • 毎日、同じフレーズを発音しよう 
  • こういったことを何年も継続して、やっと字幕なしでハリウッド映画を見ることができるのですよ
  • というものでした。

    そのとおり~!!!
    アコギも全く同じですね。
    たぶん、ゴルフも水泳もピアノも料理も、あなたの仕事も…全部同じでしょう。

    しかし、どれくらい練習すれば弾けるようになりますか?と、よく聞かれます。
    私はいつも次のように答えます。
    早い人で数か月
    遅い人、ゆっくり練習する人で数年

    ずいぶん幅があると言われますが、練習量は人によりますので上達度もそれに比例します。

    私の体験として、私がギターを覚えた35年ほど前の話です。
    私はコードFを押さえられるようになるまで2~3か月くらいかかったと思います。
    押さえられるようになったといっても、ちゃんと音は出ていなかったかもしれません。
    楽譜にFとあれば、コードブックやダイアグラムを見なくても押さえる位置がわかり、指が動く状態です。
    音が出ていなくてもC→Am→F→Gと指は動きますので、それなりに弾けている気分になり、伴奏として十分で、弾き語りを楽しんでいました。
    「アコギって数か月で弾けるようになるんだ」と思いました。

    Fというコードは難関といわれており、Fが押さえられるかどうかが、アコギを続けるかどいうかの分かれ道といわれているコードです。

    当時は高校生でしたので、時間はありました。
    1日2~3時間はアコギを弾いていたでしょう。

    では2時間としましょう。
    2時間が90日(3か月)で180時間
    の練習量になります。
    だいたいの目安になると思います。
    まぁ、ざっくり150~200時間といったところでしょうか。

    ですので、
    1日1時間の練習であれば、
    180時間÷1時間=180日(6か月)

    1日10分の練習であれば、
    1日の練習量が1時間(60分)の6分の1ですので、
    6か月の6倍で36か月(3年)
    となります。

    もう一度書き直すと
    1日2時間の練習で3か月
    1日1時間の練習で6か月
    1日10分の練習で3年
    の練習で、ちゃんと音が出ていないかもしれないが何となくコードFが押さえられるようになり、弾き語りができるようになる
    ということです。

    「そんなに練習しないと弾けないの?」
    「たったそれだけで弾けるようになるんだ!」
    のどちらかだと思います。

    理由を私なりに考えました。
    普段使わない筋肉を思い通りに動かし使う必要がある、ということでしょう。
    ピアノも、ゴルフもみんな同じだと思います。

    その英語サイトでも
    英語には日本語にはない発音があり、口の形や舌の動かし方が日本語と違う。
    そのための筋肉を鍛える必要がある、そのための筋トレだ、その筋肉を使えるようになるまでに時間がかかる、
    と言っていました。

    筋トレなのです。
    マッチョになるためやダイエットには時間がかかるのです。
    結果は運動量に比例するのです。
    筋肉はすぐにつかないよ、ということです。
    ということで、それくらいの時間がかかるということです。

    やりましょう。

    一人でやるのは大変です。
    友達やギター仲間と一緒にやるのが、一番ですね。
    強制的にやるのであれば、ギター教室です。
    あと効果的なのは録音・動画撮影して自分で聞く・見る、それを他人に見てもらう
    です。
    他人が絡むと「やらなきゃ」「練習しなきゃ」という気持ちになりやすくモチベーションが維持できます。

    もっと言えば、
    スマホで自分の演奏を録画して、YouTubeにアップしましょう。
    非公開設定でOKです。
    毎日続けて、あとから見直すと上達の過程を確認できます。

    問題なければ公開しちゃいましょう。
    公開すれば見た人からアドバイスがもらえるかもしれません。
    ギター仲間が増えるかもしれません。
    そうなればモチベーションが維持しやすいでしょう。

    人は他人に強く自分に弱いものです。
    私もそうです。
    どのような方法でもいいのですが、練習を続けるための工夫をしないと、続かないかもしれませんね。

    これからコツを少しずつ話していきますが、初心者にとって大事なのは練習量ですよ。

    練習のコツやライブついて「まるごとアコギの本」にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。

    ステップアップ練習曲「こいのぼり」

    ステップアップ練習曲から「こいのぼり」です。
    ステップアップ練習曲は、アコギの練習曲を集めたシリーズです。
    童謡を中心にギターインストゥルメンタルとしてアレンジしています。
    演奏動画とTAB譜を用意してありますので、皆さんのアコギ演奏にお役立てください。

    今日はこどもの日ですが、せっかくのゴールデンウィークもコロナウイルスの影響で、趣味どころの話じゃないかもしれません。
    もし、時間のある方、余裕のある方は練習してください。

    TAB譜と解説はこちらからどうぞ。
    練習曲「こいのぼり」 ソロギターで弾いてみよう

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    コメント

    1. フル より:

      指が痛いんですけど…
      手首も…

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