最近のメトロノームは進化しているなぁ…
コルグから昨年秋に発売されたSyncMetronomeについてです。
私は最近この製品を知りました。
メーカーもいろいろ考えるなぁ、とうのが率直な感想です。
今までのメトロノームと言えば、練習場所の中央に置いて全員がそれに合わせるというのが一般的ですが、この製品は各プレーヤーの耳にそれぞれのメトロノームを直に挿入して、互いに赤外線でテンポ同期するというものです。
たしかに、こういった製品はありませんでしたね。
価格は2500円前後。
コルグのサイトにもあるように、バンドやマーチングといった練習で活躍しそうです。
ただ音が小さく聞こえないという声もあるようですが、アコギのアンサンブルなら十分だと思います。
他メーカーでもこのような製品があるかもしれないと思い、少し調べました。
たどり着いたのが昨年末に発売されたSoundbrenner Pulseというメトロノーム。
Soundbrennerという会社で香港に本社があるようです。日本ではキクタニミュージックが代理店になっているのかな?
こちらもかなりユニークな製品です。
ウェアラブルメトロノームなんていう呼び名も付いているようで、着ることができるメトロノームなんて面白いですね。
こちらの製品はテンポをバイブレーション(振動)とLEDの光で伝えるというもので、腕時計のような形をしています。手首や腕など体の一部に接触させてテンポを振動で感じ取ります。Bluetoothで最大5台まで同期させてテンポを制御できるので、コルグのSyncMetronomeと同様に複数人のアンサンブルで活躍するでしょう。
振動というのがいいですね。大きな音を出すバンド練習でも振動であれば問題なく使うことができるでしょう。
ただし価格は12000円前後と少し高めです。
私の場合は普通のメトロノームで十分ですが、「ひとつくらいあってもいいかな」と思わせるような製品ですね。
参考動画
コルグ:SyncMetronome – Synchronized Metronome
The World’s First Wearable for Musicians: Soundbrenner Pulse
仕様
以下、メーカーのサイトより
SyncMetronome
KORG
http://www.korg.com/jp/products/tuners/syncmetronome/index.php
仕様
テンポ範囲 30〜252回/分
ビート設定 0〜9拍子
リズム設定 4分音符、2連符、3連符、3連符中抜き、3連符後抜き、4連符、4連符中抜き、4連符後抜き
音量設定 3段階
テンポ精度 ±0.1%
同期通信方法 赤外線
スピーカー Φ12mm圧電スピーカー
スイッチ モード/電源ボタン、シンク/ミュート・ボタン、ジョグ・スイッチ
ディスプレイ・モード テンポ、ビート、リズム、音量、シンク
電源 CR2032型リチウム電池(3V)
電池寿命 約100時間(テンポ120、ビート4拍子、リズム4分音符、音量小で連続使用時)
外形寸法 49(W)x 22(D)22(H)mm
質量 約9 g(電池含む)
イヤホン直径 16 mm
付属品 動作確認用CR2032型リチウム電池(3V)、イヤー・パッド、キャリング・ケース
Soundbrenner
キクタニミュージック
http://www.kikutani.co.jp/itemlist/10999
Spec
サイズ直径4.5cm
バンドシリコンストラップ(2種類の⻑さ)
モーター⾼品質ERM バイブレーション・モーター、加速度7G
連続使⽤時間約6 時間
充電時間約3 時間
バッテリーリチウムポリマーバッテリー
Bluetooth 互換性Bluetooth4.0 以上をサポートする iOS 8.1 以上、 Android 4.3 以上、 Mac OS X 10.10 以上のデバイス