「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」サイト管理人がお届けするラジオ番組です。
アコギ関連情報、皆様からのメールなどを中心にサイト管理人が日々思っていることを発信しています。
今回のテーマ:●移調表について
移調表について
先週、またまた、私の住む愛知県では緊急非常事態宣言が発令されてしましました。
厄介なことになっています。
イソジンがコロナにいいよ、なんて話がありまして、以前のマスクやトイレットペーパーと同様に、店頭から消え、売り切れ続出しているようです。
もう、何やっているかわかりませんね。
そのパワーをぜひアコギの練習に向けてほしいです。
そのパワー、勢いでアコギを練習すれば、すぐに上達しますよ。
前回、前々回とカポタストについて話してきました。
使い方とメリットですね。
端的に言えば、初心者はカポを使った方が弾き語りをしやすいということですが、他としてはコード進行のパターンを理解しやすい、左手の指使いは同じで移調できる、アコギ2台以上のアンサンブルで音色に差をつけやすい・・・といったことが挙げられます。
アコギ初心者には必須アイテムなので、ぜひカポタストを使いこなしてください。
今日はもう少し話を進めまして、私が初心者に教えるときに、いつも使っている移調表についてです。
それほど大したものではありませんが、初心者にとっては理解しやすく便利だと思います。
詳しくは
ギターの弾き方・上達テクニックの基本編、
少しの音楽理論がアコギ上達のカギ③ 「カポと移調」
に詳しく書きましたので、参考にしてください。
まずはPDFファイルの移調表をダウンロードしていただいて、実際に使ってもらうと話が早いと思います。
移調表(PDF)
小学校のときに使ったそうじ当番表みたいなもので、外側の円が原曲のコードフォーム、内側の円が実際に押さえるコードフォームを示しています。
時計回りにずらした数がカポをつけるフレットになります。
つまり、あるキーで、カポを付ける位置とその時の押さえるべきコードが分かります。
例えば、C→F→G→Cのコード進行のとき移調表を時計回りに5個ずらすとCapo5でG→C→D→Gと弾くと同じになる、ということが分かります。
慣れてしまえばこのような移調表などなくてもいいのですが、初心者にとっては理解しやすいのだと思います。
もうひとつ例を挙げると、
F#→B→C#→F#というコード進行は、カポタストを使わずに弾くと、バレーコードばかりで、初心者には難しく感じます。
カポを6フレットに付けて弾くとどうなるでしょうか?
移調表を時計回りに6個回転させます。
するとCapo6で、C→F→G→Cと弾けばいい、ということが分かります。
先ほどと全く同じ左手の動きです。
C→F→G→Cが弾ければ、カポを使えばF#→B→C#→F#も弾けるということなのです。
今までこのシリーズで「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」の10個のコードを練習しようと話してきましたが、その10個しか弾けないとしても、カポを使えばすべてのキーでダイアトニックコードを弾くことができるのです。
ぜひ、移調表を活用してください。
今後の上達にも役立つと思います。
カポタストの使い方について「まるごとアコギの本」にまとめましたので、よろしければ参考にしてください。
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●ごんべいさん:残念ですが、音楽理論の勉強で手っ取り早い方法はないでしょうね。そうですね、まずは、趣味でアコギを楽しむなら、音名、階名、音程といったところから勉強を始めて、コード、コード進行、他楽器や各音楽ジャンルの研究・・・といった順で進めるのがいいと思います。音楽理論もいろいろなので、書籍や参考サイトも多種多様です。この「初心者のためのアコースティックギター上達テクニック」にもコード理論をまとめたシリーズがありますのでよろしければ参考にしてください。
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ジングルがアナ雪になってる(笑)