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アコースティックギター録音入門

マルチトラックレコーディング

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TOP(もくじ)マルチトラックレコーディング

マルチトラックレコーディング

マルチトラックレコーディングとは多重録音の事です。
初心者向けの入門サイトということで、基本の部分からお話しします。

マルチトラックレコーディングとは

トラックとは「音声を記録できる領域」の事です。
4トラックとは録音できる領域が4つという意味です。
シンプルな録音としてハンディレコーダーを考えましょう。
アコギを弾きながら歌を歌い、録音します。
このような録音方法を「一発録り」と言います。

いざ聞いてみると「ギターを1箇所だけミスタッチしている」、あるいは「演奏と歌は完璧なのに、ギターの音が大きく音量バランスが悪いな」・・・
なんてことがあります。

悲しいことに、録音を最初からやり直しですね。

そこで2トラックを次のように使います。

このようにトラックを重ねて録音することをマルチトラックレコーディング(多重録音)と言います。
マルチトラックレコーディングをすると、それぞれのトラックが独立していますから、ミスタッチしたギターのみを録り直すことができますし、録音後に各トラックの音量バランスを取ることもできます。
便利ですね。

また「オーバーダビング」と言って、先ほどの演奏を聞きながら別のパートを重ね録りすることもできます。

例えば間奏にソロフレーズを入れたいとしましょう。

このように一人でいろんなパートを録音していくことが可能になります。

マルチトラックレコーディングを使ったアコースティックギター録音の応用としては・・・

  • マイク録音とライン録音を別トラックにして、あとからMIXする。
  • ピエゾとマグネットの音を別トラックにして、あとからMIXする。
  • オンマイクとオフマイクとライン録音を別トラックにして、あとからMIXする。

・・・などが、考えられます。

詳しくは「自宅でのアコースティックギター録音テクニック」で話しますので、ここではマルチトラックレコーディングとは何かを理解してください。

トラックとチャンネル

もう一つトラックと混同しやすい言葉に「チャンネル」があります。

チャンネルとは「音声信号が通る道」の事です。

機材によっては、複雑なルーティングができるものもあります。

特にDAWでは必要な知識です。

レコーダーやオーディオインターフェースなどの録音機材の仕様書やカタログをみると・・・
「4トラック同時録音/8トラック同時再生のMTR」
「4in 4out のオーディオインターフェース」
などとあります。

書き方は様々で統一されていませんが、その機材が持つトラック数やチャンネル数を表しています。

「4トラック同時録音/8トラック同時再生のMTR」は「同時に録音できるのは4トラックまで、再生は8トラック同時にできるMTR」という意味です。
「4in 4out のオーディオインターフェース」は「入力4チャンネル、出力4チャンネルのオーディオインターフェース」という意味です。

必要に応じて機材を選ぶことが大切です。


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