【要約】ギター・アコギ初心者が最初にする4つの練習
楽譜のダウンロード:step1234.pdf
ステップ1:ドレミファソラシドを覚える
ステップ2:C、F、Gのコードを覚える
下の動画を参考に「ジャラ~ン」とダウンストロークしましょう。
各弦から音が出ているか確認しましょう。
ステップ3:Am、Dm、Emのコードを覚える
ステップ2ができていなくても、ステップ3の練習を始めましょう。
ステップ4:D、E7、B7、Bmのコードを覚える
ステップ2、ステップ3ができていなくても、ステップ4の練習を始めましょう。
動画
TAB譜の読み方
コードダイアグラムの読み方
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少しの音楽理論がアコギ上達のカギ①「TAB譜とコードダイアグラム」
少しの音楽理論がアコギ上達のカギ②「音楽記号」
【解説】アコギ初心者が最初にする4つの練習
ドレミファソラシドについて
ステップ1で「ドレミファソラシド」を覚えます。低いミから高いソまで覚えることがポイントです。
最初に覚えるコードについて
ステップ2、ステップ3、ステップ4の順に合計10個のコードを覚えます。
ギターはカポタストを使うと簡単に移調することができるので、上記の10個のコードを弾けるようにするだけで、全てのキーで、ほとんどの曲(※1)が弾けるようになります。
その理由を少し書きますが、専門的になるので難しいと感じる方は読み飛ばしてもかまいません。
理屈抜きで、とにかく練習して弾けるようになった方が楽しいですよ。
ステップ2のC、F、Gは「キーがC」のスリーコードと呼ばれるものです。
基本中の基本ですので最初に覚えます。
ステップ3のAm、Dm、Emを覚えることで、「キーがC」のダイアトニックコード(※2)をマスターしたことになります。ここまでの6個のコードだけで「キーがC」のほとんどの曲(※1)が弾けるようになります。
ステップ4のD、E7、B7、Bmを覚えることで「キーがC、G、Am、Em」のダイアトニックコード(※3)をマスターしたことになります。ここまでの10個のコードだけで「キーがC、G、Am、Em」のほとんどの曲(※1)が弾けるようになります。
そして、カポタストを使うことで全てのキーを網羅できます。
カポタストの使い方については 少しの音楽理論がアコギ上達のカギ③「カポと移調」で詳しく説明しています。
「移調表(PDF)」が便利ですのでダウンロードしてご利用ください。
※1:転調のある曲などは例外になります。
※2:Ⅶm(♭5)については考えていません。
※3:マイナーキーもⅡm(♭5)については考えていません。
ここまでのことを理解したら、次に右手の練習に移ります。
次にあなたがやることは「#5 3分でわかる 初心者が最初に覚えるべき2つのストロークパターン」です。
F(バレーコード)に最初から挑戦する理由
ギターを弾く限りバレーコードの代表であるFから逃れることはできません。(ステップ4のBmもバレーコードです)
Fが押さえられないからギターを諦めたという人がいますが、Fは練習次第で誰でも押さえられるようになります。
つまりコツをいかに掴むかということです。
そうであるなら最初に克服したほうがいいと考えるからです。
Fを押さえるコツは次回の記事「#4 3分でわかる Fを押さえるコツは6つある」でまとめます。
さて、人によっては「バレーコードに挑戦するのは後回しにした方が良い」という考えもあります。
その根拠は、
・初心者がバレーコードにいきなり挑戦するとその難しさから「ギターは難しい」と感じてしまい挫折しかねない
・バレーコードの出てこない簡単な曲をマスターして、ギターの楽しさを知ってから、バレーコードに挑戦したほうが良い
というものです。
はたしてそうでしょうか?
いくら後回しにしたからと言っても、いつかはバレーコードに挑戦するときが来ます。
その時に挫折するのではないでしょうか?
ギターのチューニングは決まっており、その性格上1曲の中に数個のバレーコードは必ず登場します。
バレーコードの出てこない曲はホントに簡単な曲に限られます。
自分の弾きたい曲で、しかもバレーコードが出てこない曲を見つける方が難しいでしょう。
バレーコードが押さえられないために、自分の弾きたい曲を探せず「ギターって、つまらない」と感じている人もいるのではないでしょうか?
そんな些細なことで悩んでいても仕方ありません。
Fを押さえられるコツをつかむと、ほとんどのコードが押さえられますので、あらゆる曲を弾くことができます。
最初にバレーコードをマスターして自分の弾きたい曲をガンガン弾いた方が楽しいに決まっています。
こういった理由で最初からバレーコードに挑戦することを、私は勧めています。