アコギ上達最短練習法
「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」と「初心者が最初に覚えるべき2つのストロークパターン」で基本的なことを覚えたら、あとはひたすら繰り返し練習することになります。
左手と右手がバラバラで「何を弾いているのか分からない」「どこを弾いているのか分からない」「正確に弾けているかどうかが不安だ」「この練習で本当に上手くなるのか?」…などなど思いがちですが、あまり心配することはありません。
例えるなら、自転車の運転を学ぶのと全く同じです。
自転車に乗れない人が練習を始めるとき、頭の中で自転車に乗っているイメージをして漕ぎ始めますが、必ず転びます。
筋肉の使い方やバランスのとり方が体に染みついていないからです。
しかし反復練習をすることで人は必ず自転車に乗れるようになります。
自転車に乗るコツはいくらかありますが、そのコツを文章で何度読み返しても、頭でイメージしなおしても、自転車に乗れるようになりません。
自転車に乗れるようになるためには、実際に自転車を漕いで、何度も転び、自分で考え工夫し、乗れるようになるまで練習するしかないのです。
ギターも全く同じで反復練習をすることが最短の上達法です。
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弾きたい曲を探そう
私は初心者の練習曲として「大きな古時計」を勧めていますが、もちろんこの曲の練習だけではつまらなく、飽きてしまいます。
やはり自分の弾きたい曲を探し練習したほうがモチベーションを維持できますから、ぜひチャレンジしてください。
さて「アコギ初心者が最初に覚えるコードと4つの練習」で紹介した基本的なコードとカポタストの使い方をマスターすれば、曲を探すことはそれほど難しくないと思います。
ポイントはC、Am、G、Emのどれかのキーで弾くことですよ。
最初は、メジャーコード、マイナーコード、セブンスコ-ドだけで弾けて、転調のない曲がいいですね。
曲調にもよりますが、「初心者が最初に覚えるべき2つのストロークパターン」で紹介したような単純なストロークから練習するといいでしょう。
そのために、まずは歌本を買ってきましょう。
たくさんのコード譜が手に入りますのでお勧めです。
歌本には歌詞とコードが書いてありますので、自分の弾きたい曲で練習しましょう。
ネットで探す場合は「アコギ初心者が最適な練習曲を探す場合、どのようにするのか?」を参考にしてください。
この方法は手軽でいいのですが、印刷ができないのがデメリットですね。
また、好きなアーティストや曲のアコギ用の楽譜を買うのもいいですね。
楽譜は細かい箇所まで採譜してありますので、歌本よりも本格的な練習をすることができます。
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自分は本当に弾けているのだろうか?
一番簡単な確認方法はスマホなどで録音して自分で聴くことです。
私の経験上、客観的に自分の演奏を聴くことで、上達の速度が数倍速くなります。
また録音した演奏は捨てずに録音日がわかるようにして保存しておくことを勧めます。
数か月後、数年後に聞き直してみると、確実に上達していることが実感できます。